感性が澄んでいく。心地いいなぁ、ずーっと居たいなぁ、と思う。⑧京町家【秦家住宅】

fuku-mitsuru

2025年8月19日(火)京都市最高気温36.2度

京町家【秦家住宅】を見学してきました。

京都市下京区 油小路通り仏光寺下ル 太子山町594番地


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京町家ならではの造形や佇まいはもちろんのこと、

現在進行形で『京町家の暮らし』が垣間見える、京都市登録有形文化財。


こんな家に住みたい! 

何て素敵な住まいなんだろう!


私の秦家住宅での感動は、

ブラームス ピアノ協奏曲第2番 第3楽章のそれと同じ。


第3楽章冒頭 violoncell-soloの第1主題が奏でられた時点で、

この楽章の豊潤で美しい世界が既に響き渡る。


音楽は移ろい、

57小節からのリタルダンド・モルトを経て59小節からのピウ・アダージョ。


管弦楽が静かな調べを奏でるなか、ウインナクラリネットとベーゼンドルファーピアノだけがささやき、やがてウインナクラリネットがディミヌエンドで静寂の中に帰っていくと、

今度は管弦楽の弦パートとベーゼンドルファーピアノのみがささやきあう。


そしてやわらかく時が移ろう。静けさに包まれながら。


やがて71小節目で美しい、本当に美しいvioloncell-soloの第1主題が戻ってくる。

音の風景。



世界中の人々を魅了して止まないウィーンフィルの音色と、

京おんなの京都弁は、響きが似ているのですよね。


京ことばの響きと、

ウィーン奏法(音符の角を丸くすり潰すといわれる独特の音作り)の伝統を守る響きとが。


この音楽を、こころで聴いた時の、

抱きつきたくなる様なはかなさと美しさ、いつのまにか溢れてくる涙、そしておおらかで静かな感動。

「ずーっと聴いていたい。」


私にとって、秦家住宅は同じでした。

「ずーっとここに居たい。」


それは秦めぐみさんという、はんなり、たおやかで、人柄も素晴らしくて会話も楽しく、

人間的魅力に満ちた京都人・京おんなが、そうしてくれていたのだと思うのです。


私の様な至らない者にさえ、気立てやさしく寛容のお気持ちで接してくれていました。

私、勝手連でファンになっちゃいました( ◠‿◠ ) 


京都秦家【公式】Instagramより、秦めぐみさん。

京都町家 色と光と風のデザイン 吉岡幸雄著 / 講談社刊 の帯より、同感。

京都秦家【公式】Instagramより、以下画像。

↑ 2025(令和 7)年 《京都秦家【公式】Instagram》より。

↓ 1963(昭和38)年 《秦家住宅 京町家の暮らし / 新建新聞社刊》より。

私は昭和39年下京区麩屋町松原生まれ。私のこころの中にある原風景の京都は、

この様な街並み。


秦めぐみさんとのおしゃべりで、

「屋根瓦の上にのると、まだ大文字が見えた!」と、会話が盛り上がりました。


千本格子の外に出て、お散歩行きたいんだろうなぁ。

奥が坪庭。


これが坪庭。小宇宙なのです、この空間。住人しか理解出来ないのですけれど。



八百万の神と精霊が宿り、魂の往来がここでなされるのです。

数奇空間であり、異空間なのです。



正に庭屋一如(ていおくいちにょ)、市中山居(しちゅうさんきょ)、京町家は。



庭と建物は一体で、自然との一体感、人間も自然の一部であるとの世界観での設計。

だから、この小さな空間が宇宙的広がりを生むのですよね。




京の町家(京町家の参考動画)

 



長編ドキュメンタリー映画「京町家 秦家の暮らし」

《市民プロデューサー募集》の案内。

京都が京都であり続けてほしいから。京都がリトルトーキョーになってほしくないから。


私も勝手連でご支援させていただきました。

2027年目標の映画の完成を、こころより楽しみにしています。


・長編ドキュメンタリー映画「京町家 秦家の暮らし」

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